内科
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当院には85床の内科療養病棟があります。在宅や施設において療養されている方が、急な発熱や嘔吐・食思不振のために食事が摂れなくなった方、褥瘡(床ずれ)でお困りの方、また一時的な休息を目的とした入院や長期療養をご希望の方のご相談もお受けしております。
患者さまやご家族さまの希望と患者さまの治療状況に応じ、自宅や施設退院に向けた医療・看護を提供しております。病棟では、季節によってレクリエーション活動を行っています。敬老会やクリスマス会などの活気あるイベントを年に3~4回実施しております。
診療内容
- 精神疾患
- 褥瘡
- 胃ろう(管理)
- インスリン注射
- 人工肛門
- 膀胱ろう(管理)
- 中心静脈栄養(IVH)
- 経鼻経管栄養
- 感染症(要相談)
- 気管切開
- 喀痰吸引
- 酸素療法
- 脊髄損傷
- ※人工呼吸器・人工透析・腹膜透析の対応はしておりません。
- ※詳しくは当院の内科療養病棟までお問い合わせください。
受付時間:月~土 9:00~17:00
042-651-3411摂食機能訓練
「口から食べる」取り組み
年齢に伴い、身体のさまざまな機能が低下しますが、その中のひとつとして食べ物を飲み込む能力(嚥下(えんげ)機能)の低下があります。嚥下機能の低下は、誤嚥(ごえん)のリスクが高まる原因となり、誤嚥性肺炎の引き金にもなります。
そこで当院では、「安全に食事すること」を目標に、歯科医師による摂食嚥下リハビリテーションとして、食べ物を飲み込む一連の動きを嚥下内視鏡(VE)を使用して確認しております。その検査結果をもとに、患者さまに最適な食事形態の変更や摂食環境調整、摂食動作サポートを行っています。
また、患者さまの安全な食事を可能な限り継続できるように、医師・歯科医師・歯科衛生士・薬剤師・看護師・管理栄養士などの多職種が連携した栄養サポートチーム(NST)が介入しサポートします。患者さまの嚥下アセスメント(調査・確認)を行い、どのようなサポートをするべきかNSTや多職種で検討しながら進めています。適切なサポートにより、口から食べる喜びを長く続けることができ、患者さまの喜びと健康維持に繋がっています。
褥瘡治療
褥瘡(床ずれ)は、長時間の圧迫により皮膚障害を招く疾患です。また、低栄養状態は褥瘡発生率が上昇する要因の一つであり、食事面での治療も重要となっています。
内科療養病棟では、高齢者が多く、ADL(日常生活動作)の低下により褥瘡を持つ患者さまが多くなっています。病棟の褥瘡保有率が高いため、院内の褥瘡対策委員会を中心に褥瘡の発生予防、早期診断と治療により、褥瘡治癒率の向上を目指します。
褥瘡対策委員会の主な取組み
- 多職種(内科医・皮膚科医・看護師・管理栄養士・薬剤師等)の回診による早期診断
- 適切な軟膏と被覆材を用いての褥瘡治療
- 体位変換やポジショニング、エアーマットの適正使用の評価による褥瘡発生予防
- 栄養サポートチーム(NST)と連携した適切な食事提供による低栄養状態の改善
疾患別リハビリテーション
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)が、1 対 1 の個別形式にて、疾患の特性や患者さま・ご家族さまのニーズに合わせ、運動療法・日常生活動作練習・作業活動などを組み合わせたリハビリテーションを実施します。
定期的に医師・看護師等とリハビリテーションカンファレンスを行い情報を共有し、身体機能の維持・改善を図り、患者さまの日々の生活が豊かになるよう支援していきます。
当院のリハビリテーション施設基準
- 運動器リハビリテーション(Ⅰ)
- 脳血管リハビリテーション(Ⅱ)
- 廃用症候群リハビリテーション(Ⅱ)
主な対象疾患について
- 脳血管疾患…脳卒中・神経難病などにより身体機能や認知機能が低下した状態の方
- 運動器疾患…骨・関節・筋肉・神経などが原因で日常生活に支障をきたしている方
- 廃用症候群…病気、怪我により心身の様々な機能が低下した状態の方
※医師がリハビリテーションの必要性を判断した場合に、計画書を作成し、リハビリテーションを提供していきます。
実施内容について
● 介助が必要な方
評価を行い、動きづらい原因(関節拘縮や痛み)に対してリハビリテーションを実施し、患者さまが安心・安全に生活できるように介入を行います。
● 寝たきりの方
床ずれ・関節が硬くなる・むせ込みや飲み込みにくさが出てくる等、生活に大きな支障をきたした方に対して、2次的な合併症予防、改善に努めます。起きる時間や活動範囲を拡大できるように、状態に合わせて介入を行います。
何かご不明点がございましたら、担当療法士までお問合せください。