2022年5月に歯科診療室が地下フロアから本館1階に移動し、大幅にリニューアルしました。

 入り口には歯科口腔外科という標榜科が掲げられており、車いすなど足が不自由な方でも入室できるように、入り口まではスロープになっており壁には手すりが付いています。室内の壁や床は清潔感のある白を基調とし、大きな窓からは緑を眺めることもでき，患者さまがリラックスしながら診察を受けられる空間となりました。

診察ユニットは2台から３台に増設され、それぞれのユニットには診療時に生じる粉塵や切削片を吸引する口腔外バキュームが設置され感染予防にも留意されています。また、それぞれの診察ユニットはパーテンションで仕切ることができ、プライバシーへの配慮もなされています。診療室の奥にはレントゲン室が併設されており、リニューアルにあわせてデジタルレントゲンが導入されました。これにより、レントゲン撮影時の被ばく量を大幅に減らすことができ、アナログと異なりフィルムを現像する必要がないため、画像をすぐ確認することができるようになりました。

また、2023年1月より、歯科医師の常勤医が増え、さらに充実した診療体制を整えております。
詳しくは「歯科」をご参照ください。

当院は2015年に創立50周年を迎えております。57年目となる2022年6月に、外来診察室など本館1階部分を中心に、大規模改修工事を行いました。

本館の受付部門を拡張し、目的別の対応が可能となりました。また、外来診察室を5部屋から7部屋に増やし、診察をよりスムーズに受けられるようにしました。

待合スペースも、皆さまが過ごしやすい空間へと生まれ変わりました。

今後も皆さまにとって安心・安全な医療が提供できるように努めて参ります。

詳しくは当院のインスタグラムでもご紹介しておりますので、ご参照ください。

新型コロナ感染症拡大防止目的でご入院中の患者さまの安心・安全のために、2022年11月7日から当面の間、特別な事情のある場合を除き原則として、「全病棟で面会禁止」となります。

ご理解ご協力を宜しくお願い申し上げます。

遅発性ジスキネジアは、身体各所が自分の意志に反して繰り返し動く脳神経障害です。

唇をすぼめる、舌を左右に動かす、口をもぐもぐさせる、歯を食いしばる、目を閉じたままで目の周囲にしわを寄せる、顔面をゆがませる、勝手に指が不規則に動く、手に力が入ったままで力が抜けない、足が動いてしまって歩きにくい、からだをくねくねさせる、などの主に顔面および体幹・四肢に生じる不規則な動きが特徴的な脳神経系障害です。

その原因として、統合失調症などの治療薬である抗精神病薬を長期間服用することでこの障害が生じることがあるとされ、その対処法については不明でした。

2021年に米国精神医学会が遅発性ジスキネジアの対処法ガイドラインが改定され、2022年2月には、厚生労働省作成の遅発性ジスキネジアの対応マニュアルも改定され、以前に比べて対処法が明らかになってきました。

 当院では、当疾患の診断と対応マニュアルに基づいた診療体制が整っております。

当院では、当疾患の診断と対応マニュアルに基づいた診療体制が整っております。

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統合失調症の診断歴があり、これまでの抗精神病薬治療にて十分な効果が得られなかった、あるいはパーキンソン症候群などの副作用のために十分な治療効果が得られなかったなどの治療抵抗性を示す統合失調症の患者さま(反応性不良例又は耐容性不良例)に対して、クロザピン(商品名クロザリル)を用いた治療法があります。

 詳しくは「精神科_治療抵抗性統合失調症治療薬」　をご参照ください。